日本一早い花火大会 "琉球海炎祭"2019

日本一早い花火大会

 こんにちは、今日は先日開催された"琉球海炎祭"の花火を写真に収めるべく撮影へと行ってきました。

ご存知の方も多いかと思いますが、"琉球海炎祭"は日本一早い花火大会として謳われている花火大会です。

実は私、大学を卒業したのち地元である沖縄を離れ千葉県に就職したのですが、そこでカメラを買い換え写真にのめり込むようになりました。千葉在住時は地の利を生かし色々な場所で撮影することができました。中でも私が写真を撮り始めて感動したものの1つが花火大会です。沖縄では大規模なものでも1万発(尺玉)が最大規模なのですが、千葉で生活をしていると私の行動範囲内で2万発以上(4尺玉)規模の花火大会が複数あり、初めて内地で大規模花火大会を鑑賞・撮影した時にそのスケールの大きさ完成度の高さそして美しさに魅了され、以後被写体としての花火を追いかけるようになりました。

花火撮影の楽しさに気づいたのは千葉に引っ越してからでしたので、沖縄できっちりと三脚を据えての花火撮影は今回の琉球海炎祭が初めてとなることからとても楽しみなイベントでした。

今回の花火撮影に関して

今回撮影した写真と私なりの花火撮影のコツや楽しさなども交え記事を書いていきますね٩( ᐛ )و

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今回の一番のお気に入りです

個人的には赤と緑の補色で構成された花火が、色の対比も美しく一番好ましく感じます。今回は会場からの撮影も考えていたのですが、機材の都合上会場から離れた場所からの撮影としました。

遠目から撮るとなれば、宜野湾の夜景も欲張って入れたいと思ったので高台からの撮影としました。

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遠くからの撮影のとなると

 

利点・・渋滞、人混み回避、夜景ごしの花火であったり、俯瞰気味の花火であったり会場とは違った視点から花火を楽しめる

欠点・・迫力に欠ける、スターマインの音楽が聞こえない、大会によってはプログラムを追うのが難しいので次に上がる花火の予想が難しい等々

 

どうしても、遠くからの鑑賞となると花火大会の最大の楽しみの一つである迫力にかけてしまいます。写真を撮る方にはスペースの確保等撮影の条件は楽になりますが、そこはトレードオフですね。もう一つ重要なのがプログラムの流れを把握することですね。沖縄の花火大会では大玉はあまり上がらないので、さほど影響はないかと思うのですが、2尺玉、3尺玉ともなるとめちゃくちゃでかくなります、ちゃんと構図を考えないと余裕でフレームアウトしてしまいます。大きい花火大会になるとそもそも打ち上げ場所も異なると言うこともありますしね。

尺玉が上がらないスターマインに構図を構えて撮影していて、急に大玉くると対応できませんよね。なので、プログラムは絶対に頭に入れて撮影していた方が良いです。

上述の通り、沖縄の花火大会は大玉がほとんど上がらないですよね、なので幸か不幸か撮影に関してはやりやすいと思います。なぜかと言いますと、スターマインを例に挙げると、最初から最後まで同じ高さで花火が打ち上がります(少なくとも琉球海炎祭に関してはそうでした)。なので構図が決めやすいのです。私も初めて撮る花火大会に関しては何度も構図を変えて撮影しているのですが、今回に関しては大玉なしだったので、前景に夜景を入れて構図を決め打ち上げの高さもほぼ予想していた高さだったので、最初から最後までカメラを動かさず撮影することができました。多分初めて笑

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 また、今回は珍しくフィナーレを白飛びせずに撮影することが出来ました。

これも遠くから撮っていたこそからなのかもしれませんね。

基本的にはフィナーレの花火はこれでもかと明るい花火を打ち上げるので白飛びさせずに綺麗な花火の形を写し撮るのは難しいと思います。

私なりの花火撮影のコツ

以下に私なりの花火撮影のコツを書いていきたいと思います。完全な初心者にはちょっと難しいかもしれません汗。ある程度カメラを触れる方向けです。

必要なもの

・カメラ

・三脚

・レリーズ(リモコン的なやつ)

 

設定

モード:M(マニュアル)

ISO:100(一番低い値:カメラによる)

SS:数秒〜数十秒

F値:8~22(正直なところ正解はないと思いますので一般的な値を記載)

 

カメラ・・マニュアルモードのあるカメラ、数秒の長時間露光可能なカメラであれば何でも大丈夫です

三脚・・花火撮影の基本は長時間露光になります、従って三脚の使用がほぼ必須となります。(ほぼと言うのは、一応三脚を使わない撮影方法もあります)

レリーズ・・長時間露光で撮影しますので、カメラブレは避けなければなりません。直接シャッターボタンを押し続けることはカメラブレの原因となりますので、レリーズが必要になります。また、ほとんどの一眼カメラは自動で撮影可能な露光時間は30秒までですので、それ以上長い露光時間が必要な場合はレリーズが必要になります。

Mモード・・花火撮影の基本はMモードになるかと思います。Mモードとはシャッタースピード(SS)、絞り値(F値)を撮影者がコントロールするモードを指します。

ISO・・ISO感度とはカメラの光に対する感受性みたいなものです。値が高いほど感受性が高いので暗い場所での撮影は有利ですが、上げれば上げるほど画質が荒れるデメリットがあります。基本的には低い値に設定します。花火撮影も夜で暗いですが、長時間シャッターを開けるので低い値で大丈夫です。

SS・・シャッタースピードのことです。花火撮影でのSSは上がる花火の種類によって異なります。単発花火であれば数秒で足りますが、スターマインのような何百発も短時間に打ち上がるよな花火だと数十秒以上になることもあります。打ち上がる前に露光開始、花火がきちんと開き終えるまで待ち露光終了、かつ白飛びが起きないようにシャッターを切るのがコツです。沢山の花火を写したいがために欲張って何十秒もシャッターをあけていると白飛びの原因となります。ただ白飛びを起こさないような撮影がこれまた結構難しいです(;_;)

F値・・基本的には被写界深度の深くなるように大きなF値に設定する方が良いかと思います。また、F値で露出を調整するのがコツです。明るすぎる場合は絞りを絞る(F値を大きくする)

 

まとめ

まとめると、三脚にカメラを据えてレリーズでシャッターをきり、自分の写したい花火を写し終えるまでシャッターをあけて、撮影した写真が明るいなと思ったらF値を大きくして露出を調整。ですね。

個人的には花火の導線から開き終わった花火までを1枚に収められるとより美しい気がします。

また、私は花火を撮影する際にはNDフィルター(減光フィルター)を使用することが多いです。

細かく言えば、フィルター使ったり比較明合成したりと他にも色々方法はあるのですがそれはまた今度まとめられたらいいなーと思います。あと、花火の種類とかも。。

花火ある程度コツを掴めば割と簡単に素人っぽくない写真が撮れるのでオススメです笑、写真が楽しくなると思います(^^)